『バンブルビー』レビュー&感想
こんにちは、じんりです。
本日は3/22ということで、こちら!
バンブルビー❗️
過去に「トランスフォーマー」という映画シリーズがありましたが、今作はそれらのシリーズの続編ではなく、登場キャラクターであるバンブルビーに焦点を当てた作品になっております。
設定は「トランスフォーマー」の世界から20年前の物語になります。
筆者はトランスフォーマーシリーズを全て観た(4、5作目はあまり好きじゃない笑)上でバンブルビーが一番好きなキャラクターだったのでとても楽しみでした。
それではレビューに入ります。(ネタバレ要素を含みます。)
あらすじ(以下引用)↓
自分の居場所を見つけられない思春期の少女チャーリーは、海沿いの小さな廃品置き場で、ボロボロの黄色い車を見つける。「バンブルビー」と名付け、修理したこの車が、やがて普通の車ではないと気づくのに、時間はかからなかったー。1987年、まだ地球は平和な生活を送っていた。その時までは...。
・好きだった点
1.バンブルビーの描き方
皆さんの思い浮かべるバンブルビーはどんなキャラクターでしょうか?
私の思い浮かべるバンブルビーは、人懐っこくて、優しく、感受性豊かでありながらも、強い。
そんなイメージです。
今作では、それが120%の再現度で描かれていました。
めっちゃお茶目で可愛いし、頼りになる相棒です。これぞバンブルビー!
シリーズを通してバンブルビー推しな筆者も文句なしです。
むしろ感謝しています。←
2.ヘイリー・スタインフェルド演じるチャーリー
今作の主人公ですね。
彼女が主演のスウィート17モンスターはとても好きな作品でした。
スウィート17モンスターでは、思春期の複雑な心境の変化や葛藤を見事に演じていたイメージでした。
そして今作の彼女、またしても演技が素晴らしい。。
バンブルビーの名付け親でもあるチャーリーですが、彼女とバンブルビーの友情や愛情が見て取れるようなシーンが何度かあります。
その度に泣けるレベルです。
筆者はリアルに3、4回泣きました。笑
トランスフォーマーシリーズでは、シャイア・ラブーフ演じるサムというキャラクターとバンブルビーの間に友情が芽生えるのですが、個人的には今作の方が、より深く感動的な友情を描いていた気がしますね。
3.アクションシーン
今作ではトランスフォーマーシリーズ程沢山のキャラクターは登場しません。
ストーリーにおいて登場し続けるロボットはバンブルビーとディセプティコン(敵勢力)2体だけです。
なので戦闘シーンは少なめで観やすいです。
ロボット同士の戦争みたいになると、なにをやっているのかよくわからないみたいなことがよくありますが、今作ではそのような見づらさを一切感じませんでした。とても綺麗で鮮やか。
4.脚本
一切無駄を感じませんでした。
とても分かりやすく、テンポがいいです。
冒頭では、バンブルビーが地球に着いてすぐ追跡者からの襲撃を受け、なんとか倒したものの、声帯を破壊された上に記憶喪失になるほどの重症を負ってしまいます。
なので、前半は記憶も声もないバンブルビーとチャーリーの物語です。
なので序盤から中盤にかけてはバンブルビーのお茶目さ故にギャグが多目です。
それに対し、悲しみを背負う2人でもあるので、シビアなシーンも多くあるのですが、トーンの分け方が非常に上手でした。
笑いあり涙ありという表現は今作のような映画のためにあります。
2人の関係の描き方から敵キャラの描き方まで何もかもちょうど良かったです。
5.エンディングテーマ
今作のエンディングテーマ「Back to Life」ですが、なんと歌ってるのは、主人公を演じたヘイリー・スタインフェルドご本人です。
歌手としても活躍している彼女なので歌唱力はもちろんのこと、歌詞がこれまた素晴らしい。
「Back to Life」は「あなたを元通りにしたいから。」というようなニュアンスで訳されるらしいです。
また涙が出ますよ。
歌詞を和訳すれば分かるのですが、完全にチャーリーがバンブルビーのために歌っているではありませんか。泣
彼女は表面的にも内面的にもズタボロなバンブルビーに歩み寄り、何度も何度も何度も何度も修理しました。
そして、お別れを決心したシーンでは抑えきれない涙を流しながら、仲間達のところに帰りなさい。あなたを必要とする人のところへ戻りなさい。と言います。
チャーリーが最後に修理したのはバンブルビーの在り方そのものだったのではないでしょうか。
彼女の心情をとてもよく表した良いエンディングテーマでした。
エンディングテーマで泣かされたのは人生初です。笑
・不満だった点
ありません。笑
強いて言うなら、ストーリーの進行上、人間の政府勢力の動きが少しわかりづらかった程度です。
ディセプティコン側の悪事が判明したのにバンブルビーやチャーリーに攻撃を続けていた部分が少しだけあって、それが少し謎でしたが、矛盾ではないので受け流せる範囲です。
別に不満なんか一切ありません。笑
海外でも高い評価を得ている理由がよくわかりました。
こんな作品絶賛されて当たり前です。
感想
大満足でありました。
途中のギャグシーンで、チャーリーを目の敵にしていた悪女に仕返しを企む部分で「リベンジ」という単語を強調していたのは、トランスフォーマーシリーズの2作目を思わせる演出だったのかなと思ったり。
今年観た映画の中で、間違いなく一番泣けたし、笑えたし、心にグッときました。
チャーリーとバンブルビーの愛に満ち溢れた関係性をもっともっと、何時間でも観ていたかったし、2人がずっと一緒に居られたらいいのにと心底思いました。
ありがとうチャーリー、ありがとうバンブルビー。
筆者はこの映画を忘れません!
個人的な点数...10/10
客観的な点数...10/10
今作の点数は「100点」です!!!
控えめに言っても神作です。
今年公開された映画は大半観て参りましたが、今のところ間違いなく1位です。
正直この感動を超えてくる作品が出てくるとも思えません。
今まで見てきた映画の中で一番泣いたレベルですからね。笑
老若男女誰でも楽しむことができるし、トランスフォーマーシリーズが好きな方にも、観たことない方にも、誰にでも自信を持ってオススメ致します。
必ず観に行ってください!
そんな感じです。
最後までありがとうございました^_^